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かんぽ生命保険は日本郵政グループの一員の生命保険会社です。
知名度が高いことから、保険への加入や転職・就職を考えており、評判が気になっているという方もいるでしょう。
そこで今回は、かんぽ生命保険の会社概要や労働環境、社員の口コミ評判について調べてみました。
会社の評判を知った上で保険の加入や求人の応募を検討したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
かんぽ生命保険とは?会社概要や提供する保険商品をご紹介

まずは、かんぽ生命保険の会社概要やサービスの詳細からご紹介します。
【会社概要】
社名 | 株式会社かんぽ生命保険 |
開業 | 2007年10月1日 |
取締役兼 代表執行役社長 | 谷垣 邦夫 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 大手町プレイスウエストタワー |
資本金 | 5,000億円 |
従業員数 | 18,427名(2024年3月31日時点) |
株式会社かんぽ生命保険は、2005年10月に郵政民営化関連法が成立したことで、2007年10月に設立されました。
それ以前は、1916年10月に逓信省が創業した簡易生命保険事業として、簡易生命保険を提供していました。
現在は民営の保険会社として、様々な生命保険を提供しています。
【かんぽ生命保険の特徴】
かんぽ生命保険は日本郵政グループの一員であり、販売チャネルが他の保険会社とは少し異なります。
保険商品やサービスをかんぽ生命保険の支店と郵便局の窓口の両方で提供している点が、他社との大きな違いです。
郵便局は2万局以上、支店は82支店、かんぽサービス部(営業拠点)が623ヶ所あるので、全国各地で保険の相談や契約ができます。
郵便局の利用者を中心に、契約者・被保険者の合計は約1,800万人近くであり、多くの人がかんぽ生命保険の保険に加入しています。
かんぽ生命保険の場合、医師の診断なしで加入できることもメリットです。
【かんぽ生命保険が提供する保険商品】
かんぽ生命保険が提供する保険商品は以下のとおりです。
終身保険 | 被保険者が亡くなった際に、家族に死亡保険金を残せる保障が一生涯続く保険 |
養老保険 | 一定期間保険料を払い込み、満期を迎えると保険金を受け取れる保険 |
定期保険 | 保障期間を選ぶことで保険料をおさえつつ、被保険者が亡くなった際に死亡保険金を残せる掛け捨ての保険 |
学資保険 | 子どもや孫の進学の準備に向けて資金形成できる保険 |
長寿支援保険 | 一定期間保険料を支払うことで、老後に最大30年まで年金を受け取れる保険 |
このように、目的に合わせて利用できる様々な保険商品を取り扱っています。
また、終身保険や養老保険、学資保険には複数の保障プランを用意しているので、よりニーズに合ったプランを選択することが可能です。
受け取る保険金額や払込期間の選択によって月々の保険料を調整できるので、自分たちに合った料金で支払い続けることができます。
また、いずれの保険商品も特約を付加できるため、入院や手術、放射線治療を受ける際には医療保障を受けられることも強みです。
さらに、代理店として他社の保険会社の商品も取り扱っているので、がん保険や法人向けの定期保険、総合福祉団体定期保険などに加入することもできます。
かんぽ生命保険の給与や労働環境は?

かんぽ生命保険で働く場合、給与や働きやすさはどうなのでしょうか?
続いては、かんぽ生命保険の給与の目安や労働環境についてご紹介します。
【給与や手当について】
・新卒の場合
2025年新卒の採用情報によると、初任給は以下のとおりです。
総合職 | 修士了:242,200~271,260円 大学卒:234,200~262,300円 |
エリア基幹職 | 修士了:208,100~233,070円 大学卒:206,100~230,830円 短大・高専・専門卒:203,400~229,820円 |
職種や勤務地によりますが、新卒の初任給は20~27万円前後となるようです。
・中途採用の場合
各地域で働く保険コンサルタントの場合、月給は203,100円~295,680円となっており、入社時の経験から算定されます。
基本給のみで年収を想定すると、330~480万円程になるようです。
・手当や賞与・昇給
かんぽ生命保険の月給は基本給+諸手当で構成されており、主に以下の手当を用意しています。
- 住居手当
- 扶養手当
- 通勤手当
- 営業手当
- 超過勤務手当 等
手当以外にも年2回の賞与があり、昇給は年1回となっています。
【休日休暇について】
かんぽ生命保険は、完全週休2日制(年間休日120日程度)となっています。
また、以下の休日休暇制度を利用することが可能です。
- 年次有給休暇
- 年末年始休暇
- 産前産後休暇
- 子の看病休暇
- 介護休暇(5日まで、要介護者が2人以上いる場合は10日まで)
- 介護休業(通算183日)・介護部分休業(3年間)
- 育児休業(3歳まで)・育児部分休業(9歳に到達する年度末まで)
- 病気休暇
- 特別休暇(結婚・忌引き・ボランティアなど)
【福利厚生について】
かんぽ生命保険では、社員が安心して働けるように福利厚生も充実しています。
主な福利厚生は以下のとおりです。
- 各種社会保険
- 財形貯蓄制度
- 保険料払込団体
- 社員持株会
- 社宅
- レクリエーション施設
- 付属医療機関
- 育児支援(月極保育補助、一時保育補助、ファミリーサポートセンター補助)
- 資格取得の受講料全額補助・奨励金
- 通信教育講座の受講料の一部助成 など
社会保険をはじめ、社宅やレクリエーション施設の利用、育児支援といった福利厚生を用意しています。
社宅は独身用とファミリー用を用意していますが、入居要件がある点に注意してください。
かんぽ生命保険で働く社員の口コミ評判

かんぽ生命保険で働きたいと思った時、会社の評判がどうなのか気になるところでしょう。
ここで、社員の口コミをピックアップしていくので、参考にしてください。
“育児休暇や産休など制度は整っていて、お休みをとりやすい。また時短勤務をしている人もたくさんいる。”
引用元:https://www.openwork.jp/one_answer.php?vid=a0AIh0000002lwu&qco=5
かんぽ生命保険は、育児や介護に関する福利厚生が手厚いです。
2024年3月末時点で育児休業の取得率は男女ともに100%となっており、子どもを持つ社員の多くが休業制度を活用しています。
また、復職率も98.2%と高いので、離職率が低い会社と言えるでしょう。
“ワークライフバランスは比較的取れる会社であると思う。その年の有給休暇20日を使い切らなかった場合、翌年度に必ず消化するような制度となっている。”
引用元:https://jobtalk.jp/companies/24593/answers/6909580
使い切れなかった有給休暇は翌年度に消化することも可能となっており、取得率は96.0%と高いです。
完全週休2日で有給休暇もとりやすいので、プライベートを充実させることができます。
“抜群にいい。基本残業はないので、プライベートも充実していることがほとんど。残業も繁忙期はある程度仕方ないが、あることは事前にわかるものであり、残業が発生すること自体が苦になることはあまりない。”
引用元:https://www.openwork.jp/one_answer.php?vid=a0A2x00000KZ6el&qco=6
かんぽ生命保険は残業が基本的にないようです。
繁忙期には残業が発生するものの、普段の残業が少ない分、あまり苦に感じないという意見があります。
“福利厚生:住宅補助あり。通勤手当あり。退職金あり。社員持ち株会あり。社宅あり。オフィス環境:会社の立地については、駅から近く通勤しやすい。社用車の駐車場が職場の地下にあり便利である。会議室や休憩室等の休憩スペースがしっかりある。執務スペースは広くて、業務に取り組みやすい環境になっている。明るく、きれいで清潔な環境である。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10095805356/kuchikomi/11109160/
住宅補助や通勤手当といった手当をはじめ、社員持株会や社宅などの福利厚生が充実しているので安心して働くことができます。
オフィスの環境も良く、業務に取り組みやすい環境で働くことができるようです。
“営業をしない部署のため給料が少ないと思っていたが、業務手当のようなものもいただけたため思っていたよりも高い給料であった。地域手当や住宅手当等、様々な手当があるのはありがたいと思う。”
引用元:https://en-hyouban.com/company/10095805356/kuchikomi/10778411/
営業職は営業手当がつきますが、それ以外の職種も業務手当がつくようです。
他の手当も充実しているので、満足のいく給料を得られる可能性が高いです。
被害が相次ぐ金融犯罪に要注意!

郵便局やかんぽ生命保険の社員、委託された会社を偽った詐欺などの金融犯罪が多発しており、かんぽ生命保険では注意喚起を行っています。
「かんぽ生命保険の保険への加入が義務化された」「現状の健康保険制度では先進医療が保障されない」などを語り、金銭の要求や保険証券などを取得しようとする行為が確認されているようです。
かんぽ生命保険では、このような勧誘は一切行っていません。
また、利便性向上のためのキャッシュレス化や犯罪防止の観点から、訪問による現金の預かりは控えています。
社員が現金を預かる場合は保険料領収書、保険証券等を預かる際は受付証を必ず発行しています。
他にも契約内容などの確認を行う社員は、身分証明書を持参しています。
かんぽ生命保険の社員と謳いながら身分証明書の提示や保険領収書・受付証の発行がなかった場合、金融犯罪の可能性が高いので注意しましょう。
まとめ

かんぽ生命保険は、多様な保険商品を取り扱っているので、自分の目的に合った保険を選ぶことができます。
最寄りの郵便局から相談できるのも、加入しやすい要素と言えるでしょう。
また、かんぽ生命保険は職場としての大きな魅力があります。
福利厚生や休暇制度が充実しており、残業が少ない、手当によって給与が高いという評判があるようです。
社員からの口コミ評判が良いので、保険会社で働きたい方は採用情報をチェックしてみてください。