ページ コンテンツ

雲上寺ジェシカの腹ペコBLOG

ホットなニュースでお腹いっぱいにするBLOG

フェイクニュースの犠牲者!マリー・アントワネット「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」の真実

マリー・アントワネットは、

どんな人物だと思いますか?

f:id:mottokoikoi:20181120121903p:plain

 

・わがまま

・金遣いが荒い

というイメージが強いと思います。

私もそう思っていました。

 

 

マリー・アントワネットは、ルイ16世の王妃です。

オーストリアの女王・マリア・テレジアの末娘で、

結婚を機にフランスにやってきました。

オーストリアとフランスの国交を深めるための政略結婚でした。

 

 

マリー・アントワネットは、

嫁ぎ先のフランス宮廷で贅沢な暮らしをしていましたが、

一方でフランス国民の生活はとても貧しいものでした。

 

 

ルイ14世の時代から続く戦争の出費と宮廷の浪費により

フランスは財政赤字を抱えていました。

加えて小麦の不作により、食物が足りなくなりました。

 

 

国民の不満は、贅沢な暮らしをする宮廷へと向けられ、

国民はついに反乱を起こします。これがフランス革命です。

「赤字夫人」と呼ばれ国民に嫌われていたマリー・アントワネットは

フランス財政難の責任を負わされ、

夫のルイ16世とともに処刑されてしまいます。

 

 

と、ここまでが皆がよく知るマリー・アントワネットです。

 

 

しかし、最近彼女に関する本を読んで

「マリー・アントワネットはフェイクニュースの犠牲者なのだ」

という隠された真実を知りました。

 

 

まるで「マリー・アントワネットは金遣いが荒くて

フランスをめちゃくちゃにした殺されて当然の女」

というような習い方をしましたが、

これは事実が大きく誇張されています。

 

 

財政難の原因は、

「戦争経費」

「ルイ14世の時代から続く宮廷の浪費」

「異常気象による農作物の不作」

主にこの3点です。彼女の浪費癖が大きな原因ではありません。

 

 

しかし、彼女が残したと言われる名言

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」からもわかるように、

あたかも彼女がフランスの財政破綻の根源であったかのように思われがちです。

 

 

私が一番最初に世界史を勉強した小学生のとき、

マリー・アントワネットが諸悪の根源であるような描かれ方で、

「貧困な世の中で自分だけが贅沢の限りを尽くし、殺されて当然の女」

「ギロチン刑にあったのは自業自得」という風に思っていました。

 

 

しかし、最近になって、

マリー・アントワネットの一連の悪評は、

誇張されたフェイクニュースであるということを知ったのです。

彼女は言わば「国民の怒りのはけ口」に使われた悲劇の王女です。

 

 

有名なセリフ

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」

は、多くの人が誤解をしています。

実際の意味はこうなのです。

(※注:諸説あり、そもそもマリーはこんな発言していないという説もあります。)

f:id:mottokoikoi:20181120154124p:plain

(画像引用元:https://www.danshihack.com/2014/01/29/junp/twitter_brioche.html

 

 

「パンがなければお菓子(ブリオッシュ)を食べればいいじゃない?」は、

小麦不足で一等小麦の値段が高騰しているなら、

値段が安い二等小麦で美味しいパンを作りましょうという意味なのだとか。

 

 

農民が主食として食べるパンがないなら、代わりにブリオッシュを食べましょう。

小麦不足よる食糧難を抑えるために、このアイデアは名案中の名案だと思います。

日本でも米不足のときにタイ米食べましたもんね。

 

 

ブリオッシュとは、クロワッサンのようなバターと卵たっぷりのパンを指します。

クロワッサンは、バターと卵がお菓子と同じくらい多く含まれているため、

当時はパンではなくお菓子というジャンルに俗していたそうです。

もともとマリー・アントワネットの出身国のオーストリアでは

コーヒーと共にブリオッシュやクロワッサンを食べる習慣がありました。

f:id:mottokoikoi:20181120155817p:plain

 

マリー・アントワネットがフランスに来たのをきっかけに、

フランスにもブリオッシュやクロワッサンが入ってきました。

 

 

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」は

農民を嘲笑う発言ではなく、

農民を救済するための現実的な提案だったようです。

 

 

悪女の代名詞とも思われる「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」

という発言には、そんな真実があったのですね。

彼女に全ての責任を追わせたフランス王室の悪意を感じます。

 

 

彼女が浪費家であったのは事実ですが、かなり事実が誇張されています。

ベルサイユ宮殿には彼女を嫌っていたり、彼女に嫉妬していた貴族が多くおり、

その貴族らがこのような悪評をパリ中に流したと言われています。

 

 

また、貧困から国民の貴族に対する怒りが爆発した際に、

貴族たちは自分たちの身を守るために

マリーの悪評を流し、怒りの矛先を彼女に向けさせたとも言われています。

ベルサイユ宮殿で贅沢な暮らしをしていたのは彼女だけではありません。

 

 

噂というのは怖いもので、

他にも全く関わっていない超豪華ダイアモンドネックレスを巡って

フランス国民から反感を買うように仕向けたり(有名な首飾り事件です)、

実の息子に性的暴行を加えたという嘘の罪をでっちあげられたり、

マリー・アントワネットの周囲の人間の悪意はとてつもないです。

息子もわずか10歳の幼さでとても残虐な死に方をします。

 

 

マリー・アントワネットは多くの「嘘」に殺された悲劇の王妃と言えます。

今の世界史の教科書では、フランス革命はどう描かれているのでしょうか。

未だに多くの人々が誤解したままですが、

彼女の名誉が少しでも回復することを願います。