ピースワンコジャパンは、特定非営利活動法人のピースウィンズ・ジャパンが運営している保護犬事業です。
タレントの杉本彩さんが言及したことで話題となっており、日本の犬の「殺処分ゼロ」を目指し、譲渡活動を実施しています。
「保護犬活動に少しでも貢献したい」と考えて寄付を検討している方もいるはずです。
しかし、口コミを見ても様々な内容があり、ネガティブな内容であれば不安を感じてしまいます。
そこで今回は、ピースワンコジャパンの概要や行っている活動などをご紹介していきます。
安全な管理で活動が行われているのか、その実態を確認するために役立ててみてください。
目次
ピースワンコジャパンとは?
日本には全国様々な地域に飼い主のいない犬や猫がいます。
飼育放棄や迷子などによって保健所や動物愛護センターに引き取られた犬たちは、そのまま飼い主が見つからなければ殺処分される危険性があります。
そんな犬たちの保護を行い、新しい飼い主を見つける事業を展開しているのがピースワンコジャパンです。
ピースワンコジャパンの概要をご紹介します。
・運営団体:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
・所在地:広島県神石郡神石高原町上豊松72-8
・活動開始:2012年
・代表理事:大西健丞
・プロジェクトリーダー:安倍誠
ピースワンコジャパンを運営しているピースウィンズ・ジャパンは、災害や紛争、社会構造の変化などによって危機にさらされる命に対し、国内外を問わず支援を行う日本発祥のNGOです。
1996年に設立してから、様々な地域で支援を実施しています。
そんなピースウィンズ・ジャパンが運営するピースワンコジャパンは、現在日本国内に11ヶ所のシェルターや譲渡センターを設け、保護犬活動を実施しています。
ピースワンコジャパンのシェルターについて
ピースワンコジャパンが用意している神石高原シェルターについて解説しています。
神石高原シェルターは、保護犬が暮らしている場所です。
犬舎の他に森・芝・池のドッグランが用意されています。
保護犬だけではなく自宅で飼っている犬を遊ばせることも可能です。
森のドッグランは、自然そのまま森を利用したドッグランとなっており、探検気分で走り回ることが可能です。
芝のドッグランは、傾斜を活かした約50mの直線コースとなっており、思い切り体を動かせるエリアです。
ボール遊びやフリスビー遊びもできます。
ドッグランには3種類の池があります。
それぞれの池が違う深さになっているので、小型犬から大型犬まで利用できるドッグランです。
犬舎には庭があり、施設内にはエアコンもあるので保護犬たちが快適に過ごせる工夫がされています。
老犬用の施設もあるので、犬の年齢に合わせた過ごし方ができます。
また診療所も併設されており、治療や避妊手術などを行い、心身のケアを施しながら活動を行っているのです。
安全管理として保護犬の脱走を防ぐための柵やフェンスが設置されています。
金網を使って覆う他、地面を掘り返しての脱走も考えられるため、日々隙間がないかチェック作業も行われています。
犬舎の鍵の閉め忘れがないように、業務の最後にはダブルチェックの実施も徹底し、脱走防止に努めているようです。
犬舎には監視カメラも設置されているので、モニタリングも行われています。
こうした安全対策が施されているので、保護犬たちも安心して過ごせると予想できます。
ピースワンコジャパンの活動内容
広島県内だけでも毎月多くの犬たちが殺処分されている中、ピースワンコジャパンは2016年から殺処分の対象になった犬の継続的な引き取りを実施しています。
その結果、2025年現在で殺処分機の稼働ストップが3,000日を超え、救った犬の数は約8,600頭以上、譲渡数は4,700頭にものぼっています。
その後も、多くの保護犬たちの新しい飼い主を見つける活動を実施しているため、犬の殺処分減少に大きく貢献しています。
また、保護した犬に関しては、幼犬や老犬、病気や障害をもった犬など、不妊手術が適当ではないと考えられる保護犬を除いた大半の犬が避妊や去勢手術を終えています。
新たな保護犬を増やさないための対策です。
譲渡センターは、広島以外にも東京や神奈川、静岡や奈良、福岡などにあるので、興味があれば見学してみましょう。
ピースワンコジャパンへの支援方法
その1つが「寄付」です。
毎月の寄付・今回のみの寄付があり、毎月の寄付では、月2,000円でピースワンコジャパンを支援できます。
今回のみの寄付は、1口3,000円となっており、クレジットカードだけではなく銀行振込や郵便振替、PayPayで決済可能です。
また、公式オンラインショップを活用した支援策もあります。
ピースワンコジャパンではオンラインショップが用意されており、商品を購入することで支援になる仕組みです。
クッキーやコーヒーがセットになったギフトやハンカチ、キーホルダーなどが販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
その他、ふるさと納税での支援も可能です。
ピースワンコジャパンの支援活動に貢献したい、応援したい場合には、ピースワンコの施設がある広島県神石高原町へのふるさと納税を行うことで、殺処分対象の犬の引き取りや保護犬の医療ケア、フード代や飼育費、シェルターの維持や増築、スタッフの人件管理などに活用されます。
また、手数料を差し引いた金額が、翌年の税控除の対象となります。
里親になることができなくても、こうした支援によって救われる犬は多くいるため、保護犬の生活を守りたいと考えているなら支援を検討してみてください。
まとめ
今回は、広島県にあるピースワンコジャパンについて解説してきました。
どういった活動をしているのか実態が気になっていた方もいるはずです。
実際には、広いシェルターが用意され、エアコンが完備された犬舎で保護犬たちが生活をしています。
定期的に診療も行われ、年齢に合った生活をサポートする活動を実施しています。
積極的に活動を実施したことで、広島県内での犬の殺処分数を大きく減らすことに貢献しています。
里親になれなくても、寄付や商品の購入で支援ができるので、興味があればぜひホームページをチェックしてみてください。