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日本人5年ぶり彗星発見🌕🌎🪐「写真を見比べた」というアナログ技法に対して私が感じたこと

約5年ぶりに日本人が新しい彗星を発見しました。

発見された彗星は、発見者3名の名前をとって
「マックホルツ・藤川・岩本彗星」と名付けられたそうです。
この緑色に光る星が、新種の彗星です。

 (画像引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00000014-asahi-soci

新しい彗星を発見すると、発見者が名付け親になれます。

何ともロマンチックですね(*´∀`*)

「私もやりたい!!!」と思って夜空を見上げても
どれが新種の彗星なのかさっぱりわからない(笑)
そもそも関東は星が少ないです・・・(´;ω;`)

今回、彗星を発見した3名は
PCを使わずに「写真を見比べる」というアナログな方法で
新しい星を判別したというから驚きです(@_@;)

彗星の発見は、世界中の星好き達がこぞって行うため、
「星探索用のアプリ」が続々と開発されています。

ネットで「軌道要素」や「位置推算表」が随時更新されていますから
素人でもそれらの情報を基にして星を探索しやすい環境になりました。

今や多くの人は、肉眼ではなく、
「ネット」を使って星を探すのです。

例えば以下のようなサイトに、
ネット時代の彗星探索に有効なサイトがまとめられています。

ネット時代の彗星探索

しかし、今回のニュースを知ったときに、
「デジタル技術を駆使した人々よりも先に彗星を発見したこと」で、

この人達の星を愛する熱意をしみじみと感じました。

このニュースを聞いて、
インターネット社会は大変便利ではありますが、
ときとして、アナログな方法にしがみつくのも悪くないと感じました。

ときとして精巧にミスなく作られたロボットの性能よりを
人間の根拠のない自信や勘が勝ることもありますよね。

「入念に計算されたプロファイリング」よりも
「ベテラン刑事の勘」が勝るとき。

今回、彗星を発見した人は、
きっと星が大好きで大好きで
だから毎日星の写真をとって見比べていて
「あれ?なんか今日は違うぞ?」と気づいたのだと思います。

長年の経験から来る「勘」という不確かなものが
果たして自分の中に眠っているのか?

今は携帯やPCで何でも手軽に調べられるので
自分の中には何も残っていないような、
そんな自分の薄っぺらさを感じてしまいます。
悲しいかな、自分ってペラッペラだなーと思います(涙)

仕事は精度とスピードが大事なのでデジタル化は致し方ないと思いますが、
趣味に関してはアナログな方法で時間をかけて自分の目で見て考えて
頭の中のイメージを爆発させていきたいものですね。

少し話は逸れますが、
日本史や世界史や漢字のような「覚えないといけない」科目は
将来的にはあまり評価されなくなるという説があります。

理由は「簡単にパソコンで調べられる学問だから」
ということだそうですが、私はそうは思いません。

歴史には、過去に生きていた人間たちの努力や後悔が詰まっています。

「テストで100点を取ること」がゴールではなく、
「過去の事象について考えること」が大切だと思うからです。

「○○戦争は○年に起きたものです」で終わりではなく、
「なぜそんな残酷なことが起きたのか?」を考えることが重要だと思います。

ネットの情報に惑わされず、

自分の目で見ているのか?
自分の足で歩いているのか?
長年の経験から来る「勘」という不確かなものが、
果たして自分の中に眠っているのか?

その答えが「NO」であれば実に勿体無い。

このデジタル時代にアナログな方法で大発見をした人のニュースをみて、
そんなことを自問自答した一日でした(*´∀`*)